セミナーで貰うべき感想は1つだけ【小川議事録156】

こんにちは!アイマーチャントの小川(@ogawakenta)です。

今回は時間が限られている中で収録をさせていただいた音声をお届けします。本来、15分番組であるはずの休日会議ですが、気が付けば30分越えは当たり前…平均40分越えのPodcast番組となっています。(笑)

時間を意識してギュギュっと濃縮した音声へと仕上がりましたが、聴いてくださっている方としては、どちらの方が好みであるかは気になるところです。(ご意見がありましたら、Twitterなどでお気軽にお声がけくださると嬉しいです。)

なお、今回は「100回前を振り返るコーナー」と本編を絡めて音声を収録しております。第56回休日会議では「初セミナーで注意することは?」というご質問に対しての回答させていただいておりますので、合わせてチェックしてみてください。

【第56回休日会議】緊張は克服するのではなく味わうこと

【小川議事録56】プレゼンテーションのお手本

セミナーで貰うべき感想は1つだけ

今回の音声では菅さんのセミナーの経験をお話いただいたことにプラスして、来週末に仙台で行うマーチャントクラブの講義の話にも触れさせていただきました。今月は僕が「セミナーの作り方」をテーマとしてお話させていただきます。

僕自身、「セミナーが得意!」というわけでは無いです。どちらかというと苦手でして、苦手だからこそ試行錯誤を続けているというのが正直なところです。センスがないからこそ、戦略でカバーしようと努力を重ねています。

以前の議事録でセミナーの作り方について軽くお伝えさせていただきました。「小手先のテクニックを身につけたところで、伝えている内容がショボかったら意味がない」という当たり前のことを書いてありますが、これが真実だと考えています。

セミナーを構築する3ステップ【小川議事録152】

今回の議事録では、さらにもう一歩踏み込んで、「セミナーのゴール」について考えをまとめてみます。

初めてセミナーで話をした時には、緊張に次ぐ緊張で、壊れたおもちゃのようにペットボトルの蓋の開閉を繰り返していた僕ですが、ある程度回数を重ねることで少しずつ余裕が出てきて、色々なアイディアを試せるようになりました。話し方を工夫したり、スライドの中に遊び心を入れたり…。

アンケートやセミナー後の懇親会で「話し方が素晴らしかった」・「面白い講義だった」などと言われて喜んでいたわけですが、実はこれではダメなんですよね。(セミナーの目的にもよりますが。)

セミナーを開催する目的は「価値の伝達」です。最終的に選ばれるために評価を受けることは大切ですが、その前提条件として聞き手に価値を受け取る体勢になってもらう必要があります。

例えば、大切な人が「歯が痛い」と言っていたとします。今すぐに治療を受ければ歯を抜かずに処置できるかもしれないにも関わらず、本人は「歯医者は嫌だ」と言って話を聞きません。それでも本当に相手のことを思っているのであれば「絶対に歯医者に行くべきです!それで治るかもしれないですよ!!」と全力で歯医者をお勧めするでしょう。

そんな時に相手が「熱がこもってるね!話し方が上手だよね。」と言ってきたらどうでしょう?色々とヤバいですよね。(笑) 結局のところ、「僕のことはいいから、自分のことを考えましょうよ…」という話なんですよね。

セミナーで話をする時も、こういうことだと考えています。受け手の意識を話し手ではなく自分自身にフォーカスを向けて貰わなければ、何を話しても伝わりません。セミナーの感想として目指すべきところは「自分のことを言われているようでした。教えてくれた内容を実践するのが一番良い選択だと気づかされました。」の一言ではないでしょうか。

ゴールを定めると道筋が見えてきますので、1つ参考にしてみて下さい。

それでは、本編はこちらからどうぞ!

→ セミナーが苦手でも構成で十分勝負が出来る話【第156回休日会議】