こんにちは!アイマーチャントの小川です。
今回のアイキャッチは僕が小学校高学年の時に描いた「地土の中へ」という作品を使ってみました。「地中」ではなく「地土」と書いている辺りからも頭の悪さが滲み出ています。とある友人にこの絵を見せたところ「狂気を感じる…」という素敵な感想をいただきました。僕もそう思います。
個人的なここ最近のテーマの1つは「どうしたら人に伝えられるのか?」ということでして、研究と試行錯誤に精を出しています。あまり派手なテーマではないのですが、少しずつ分かってきたこともありますので議事録を通じて僕なりの考え方をお伝えできればと考えております。
議事録でこの絵を持ってきたのには、ちゃんと理由がありまして…と、少し長くなりますので、まずは「100回前を振り返る」コーナーについて触れていきましょう!
【第25回休日会議メモ】
— 小川健太 (@ogawakenta) September 9, 2016
初のゲスト回(金子さん)/毎回違うセミナーをお届けしたい/未経験者で一気に伸びた人の共通点は「考え方の実践」/特典:金子徹郎/遠征時のトラブル/地方と東京の違い/最後に残るメンバーは同じ/Webサイトを持たずにWeb制作を受注/セミナーの内容をプレゼント
100回前の第25回休日会議は初のゲスト回となっておりまして、TCEの金子さんと共にお伝えしております。まだマーチャントクラブが始まっていない頃の話で、菅さんが遠征の魅力について語ってくれているのが新鮮ですね。この話をしている数か月後には日本各地を巡っているとは想像していませんでした。(笑)
菅さんが金子さんを遠征に連れて行った理由は「インパクト狙いのセミナー特典として」でしたが、僕はその発想に「ちょっとした秘訣」を感じたのでした。
絵の上達法から学ぶ、ビジネス視点の育て方
さて!突然ですが、上手に絵を書くことができるでしょうか?
既にお気づきかもしれませんが、僕は壊滅的に絵が下手です。先ほどの絵に関しても、自分の髪を上手く塗ることが出来ずに姉に頼み込んでやって貰った記憶があります。(手伝って貰った結果、一部だけ圧倒的な違和感が出ています。笑)
絵が下手な人はきっと共感してくれると思うのですが、僕らが絵を描く時には真剣そのもので、目の前のモノや頭の中のイメージを忠実に再現しようと試みます。本気を振り絞った結果、残念な絵が出来上がるのです。
無から有を生み出すことは難しいですから、頭の中のイメージを忠実に再現できないことは仕方のないこととしましょう。ただ、僕たちの場合は目の前にお手本があったとしても、上手くトレースすることができず、新たな物体を生み出します。本気でやっているのに全く真似ることができないのです。
そんな僕の目の前に、1つの記事が目に留まりました。
絵が下手な人は、そういった「そっくりに描く」という絵を描く訓練の量が足りない・・・と言うのもあるのだけど、「もの」と「自分の描いている絵」をどうやって見比べたら良いのか?その「観察法」と「考え方」がわかってないんですよね。
月並みな表現かもしれませんが、この記事を読みながら目から鱗がボロボロと落ち続けまして「そうか!そういうことだったのか!!」と一人でひどく感心していました。最初から細かい部分を気にするのではなく、大枠を捉えてから細部を仕上げていく…と表現すると普通なのですが、僕には欠如していた視点でした。(良記事でしたので、チェックしてみることをお薦め致します。)
…と、このままだと「絵の書き方」の話で終わってしまいますので、少し真面目な話を。
ここ最近、人様にお伝えさせていただく機会に恵まれております。僕なりに一生懸命にお伝えさせていただいているのですが、同じことを伝えたとしても伝わり方は人によって全く変わってきます。すぐに伝わる人もいれば、なかなか伝わらない人もいらっしゃいます。この原因は完全に僕の伝え方にありまして、もっと分かりやすい伝え方があるはずだ…と、日々試行錯誤を繰り返しているわけです。
「意味はわかるけど、理解ができない」という状態は本当にあるものでして、僕自身もなかなか苦労した部分だったりします。今になって思うことは「自分自身の捉え方が悪かった」ということだったので、その視点で話をすることを心掛けています。
今回ご紹介した記事で語られていることは「絵の書き方」に関することではありますが、正しく「視点の育て方」であり、ノウハウそのものであると感じました。目の前にあるモノと、自分の描いている絵をどのように見比べたら良いのか?という観察方法と考え方は「特徴を捉える考え方」でして、ビジネスを実践する上でも欠かせないポイントです。
よく言われる「センスがある人」は、この部分の嗅覚が鋭い人と考えていまして、成果を分けるポイントを感性で捉えることができます。「成果が出ている人と自分の違いはどこか?」という視点を本能的に持っていて、冷静に分析することができるわけです。
ところが、僕を含めた多くの一般人は最初から鋭い嗅覚を備えているわけではなく、多くの経験の中から少しずつ感覚を研ぎ澄ませていくものです。その視点から考えると、思考停止状態で同じ作業を繰り返していても意味が無いのでして、自分自身の一挙手一投足に意味を見出していかなければいけません。
人が持っている感性は一人ひとり違うものです。感性を同じにさせることは個性を殺すことに繋がりますから、大事にするべき部分です。そうなると、僕ら一人ひとりが意識すべきことは自分自身の感性を育てることでして、指導者側がすべきことは感性の育て方を伝えることであると考えています。…問題は、それがなかなか難しいということでして、自分自身の力不足を感じる場面が多々あります。ただ、これは放っておいて育つものではありませんので、日々の試行錯誤繰り返していく他ありません。
こういった話をすると、大体いつも同じ結論に辿り着いてしまうのですが、1つ参考にしてくれると嬉しいです。それでは、本編も合わせてご確認ください!