【第30回休日会議】権利収入型にして営業を0にする。

tetusan

権利収入の仕組みを取り入れて、販促活動(営業)を0にする。
第30回を迎える今回は、株式会社TCE代表取締役の金子徹郎氏をピックアップしてお届けします。

先日、今まで種をまいて挑戦してきた事が実り、パートナーの金子さんが大きな利益をあげました。日々、誰よりも金子さんと時間を共有している僕は、苦楽をともにしてきた分、嬉しくて嬉しくてchatworkでラブレターのようなものを送ってしまいました。

一緒にビジネスに取り組んできた中で、致命的なミスも1度や2度ではなかったり、能力は高いけれど仕事を抱え込みすぎて問題が起きてしまったりと大変な事も多い金子さんですが、僕にとって彼はなくてはならない存在で、金子さんの人柄が心底好きなのです。誰と何をするかで踏み切った典型的なパターンかもしれません。笑

ビジネスの仕組みを大幅に変更するための勝負が続いていて、ここ数ヶ月は金子さん自身かなり忙しい日々を送っていました。事務所に来た方々は、みんな彼の多忙な様子を目にしていたと思います。元々職人型のビジネスで利益を獲得してきた会社なので、受託開発にプラスにして方向転換の施策を同時にとっていたため非常に忙しくしていました。

金子徹郎さんとの出会いは3年以上前になります。当時僕と事務所で寝食を共にしていたコンサル会員の森川和臣さんの紹介で知り合いました。面談を通じて金子さんを顧問コンサルに迎え入れて、僕らの長い戦いがスタートします。順当に翌年に株式会社TCEを立ち上げ、僕も取締役としてマーケティングを担当していく事になります。

金子さんはWEBデザイナーとして独立したわけですが、職人型ビジネスは時間の切り売りをしていく事になり、自分がいなければ回らないビジネスを作り出してしまいます。

もちろん、既に事業基盤が出来ている中で、好きな仕事の1つとしてやっていく分には良いです。が、収入で100万円を毎月越えていても、忙しすぎて他の事が何も出来ない状況はビジネスの仕組みとして失敗です。また一度このサイクルにハマってしまうと抜け出すことも難しくなるのです。

例えば、デザインの仕事を月に10件請け負って100万円。案件にもよりますが、1件を3日で仕上げるのはなかなか大変ですよね。

実は創業1年目~2年目までは金子さんがとにかくデザインを頑張って、単発の企画がある時には、僕が全ての導線を担当して一時的にドーン!ドーン!という打ち上げ花火のように利益をあげていました。

うーん…なんだか僕が望んでいた事とは違って、僕は金子さんの人柄に心の底からひかれて、彼が旗を振る中を、マーケティングで支えたいと思ったわけです。金子さんもクリエイターを支援していくという仕事をしていきたいはずでした。

でも毎月の受注を取らなければ不安になってしまう金子さん。違う方向へシフトチェンジするより、多忙であっても利益が入る現状を優先していました。

ここから半年間で一気に変わります。

僕が(株)TCEを生まれ変わらせると公言したのが2014年8月13日。

宣言
そこから僕の想像以上に早く、数ヶ月で達成できた理由は金子さんの懸命な努力に他なりません。

どのようにして変革を遂げたかというと、まず一つ目に金子さん自身がWEBデザイナーという職人であったとしても、OEMでデザイナーを別途抱えます。このあたりのOEMの利便性は、サービス利鞘モデルのセミナーに参加された方は応用編の部分を思い出してみてください。また、自分に何もなくても、スキルを持っている人と契約する事で自社サービスとしてデザインでも映像でも出来るという話は「小さくて強い会社の作り方」にも書いた通りです。

そして2つ目。講座や塾等で生徒に提供するサービスの一部を、金子さんの会社で担うのです。塾や講座へ入会者がいる度に、自動的に金子さんにWEBテンプレート提供代として権利収入が発生します。

OEMで何か特別なスキルを提供出来るようになったら、さらにそこからOEMで販売を委託したり、関連商品を販売している会社のバックエンド商品として提案したりと、色んな集客方法はありますが、いずれにしてもコミュニケーションから出来上がる「繋がり」って大事なと。

ビジネスはノウハウをどれだけ学んでいる人がいる中、ほとんど学ばずに一気に成果をあげる人がいるという話を休日会議やメルマガでお伝えした事があります

例えば、親族に「おせち」を販売している人がいたら、せっかくだからそこで注文しようというケースは大いに考えれますよね。他にも美味しいおせちのお店があるかもしれないけど、妥協でも何でもなく、繋がりによって注文するのは極自然です。ネット上では、上記のような流れで友人の、知人の…というように輪が広がります。

金子さんは様々な講座で配布するWEBテンプレートの制作を担当しました。講座の主催者は、他にも探そうと思えば敏腕デザイナーは多々いますが、これも繋がりから金子さんへの依頼となりました。どれだけスキルやノウハウを身につけても、この繋がり以上に強力なものはありません。ビジネスは自己完結にこだわるよりも、輪を形成したほうがスピードも速く、責任感や緊張感もほどよく加わって、自分が出来る範囲以上の事に挑戦できます。

個と個が繋がる事で、今まで作り込めなかった仕組み化の範囲が広がりました。こうした繋がりが生まれる根源には「自分がどの立場で与える側になる」という休日会議でもお伝えした事に繋がります。応援する人が応援されやすいし、プラスの発言に徹している人は、マイナス発言を繰り返している人のところよりも、大勢の人が集まります

誰と何をするか?その誰の候補に挙がる自分を「情報発信」や「コミュニケーション」を通じて磨いていきましょう。来年度の目標数値を今回既に達成した金子さんですが、ここをスタート地点として新たなステージへ共に挑みたいと思います。

【第30回休日会議 】

【権利収入型にして営業を0にする。】



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