マーチャントクラブ7周年記念を終えて【第391回休日会議】

16日の土曜日は、マーチャントクラブ7周年記念セミナーでした。本部の事務所からzoom配信という形式ですが、リアル参加希望者を15名定員で募って、両軸開催の運びとなりました。

マーチャントクラブでは毎月1回、本部も支部も定例会(勉強会)を行っています。これまで約20年間、全国各地で数え切れないほど登壇させていただきましたが、周年記念の空気感は僕にとって別物。特別な1日なのです。

1年間の振り返りや今後の予測など、1時間くらいの講義をします。が、それだけではありません。出来た事、出来なかった事を正直に振り返りつつ、8年目に向けて宣言をする日です。

<マーチャントクラブとは?>
実体験の共有、方法論のデータベース化、協業、マッチング、受発注等、売上アップの環境を整えた「挑戦を続ける経営者のためのビジネスコミュニティ」です。

今年、マーチャントクラブは「本部」と「支部」を明確に分けました。従来通り、本部に所属するメンバーは「全支部」に自由に参加する事が出来ます。一方で、支部にのみ所属するメンバーを今年は募りました。

それもこれも、きっかけをくれたのはマーチャントクラブ広報委員の存在。7周年記念のイベントの目的は、彼らが中心になって輝いていく姿を届けるという目的もありました。この経緯は1年前に遡ります。

マーチャントクラブ広報委員が中心となる節目の7周年記念にする。

2020年9月に発足したマーチャントクラブ広報委員。2014年のクラブ発足以降、回を重ねる度に僕が気絶する回数が増えていく中、勇気を出して力を貸してくれる仲間を募りました。

マーチャントクラブ広報委員

初動の募集から2名が加わり、12名のチームに。マーチャントクラブがより良い環境になるようにと、力を貸してくれた皆の存在は、非常に大きな事でした。

コミュニティは受動的ではなく能動的な方が、受け取れる事も効果も大きくなります。文化祭を、文化祭実行委員側で満喫するか、参加者として満喫するか?どちらも選択も自由で、個々のスタンスによって受け止め方は様々。

とは言え、毎週木曜日の夜22時からのミーティングを54週間連続、取材記事や活動報告記事、毎週発信のマーチャントニュースの動画、各種企画の打ち出しなど、広報委員のみんなの負荷も大きかったと思います。

広報委員発足時の昨年。僕はみんなに本音、実現したい目標、そして1年後の宣言をしました。

マーチャントクラブ7周年記念資料の一部

1年後に皆が中心となる「新しい流れ」を作る。

言葉にするのは簡単ですが、いざ実行するとなるとかなり綿密な設計が必要になります。みんなと見た事のない景色を一緒に見たいという話もしたのですが、広報委員のメンバー達には漠然としていて、イメージも湧かなかったと思います。無理もありません。僕自身の想像の世界の共有です…。でも、僕は本気の本気!

広報委員に来てくれた皆は、最初こそ僕の活動に興味や共感を持って来てくれてたかもしれない、広報委員同士の仲も深まってビジネスが発展したケースや、内側だからこそ見えた学びもあったかもしれない。でも、このままじゃ僕がただ甘えるだけになってしまいます。

案件紹介や個々のビジネスの企画の打ち出しなど、多少の実益に繋がったメンバーもいましたが、せっかく一体感が生まれつつある広報委員の皆が、一極集中できる展開を作らなくては、いずれモチベーションは枯れてしまいます。彼らと一緒に今後もやりたいと強く思う僕自身が、活路を見出さなくては始まりません。

そこで、内側に来てくれた事に対する「飛び切りの施策」を打ち立てたい!と。現状の支部をリニューアルして、支部構想を進めていこうと決意しました。

マーチャントクラブ本部+6支部発足計画を「広報委員」で展開する!

講義、交流、各種事業促進サービスといったラインナップのコミュニティは他にもあります。が、支部展開をしている同系のコミュニティはなかなか見当たりません。リファーラル系のビジネスコミュニティ「ニーズマッチ」の創設者である手嶋建元さんから多くの事を学び、様々なコミュニティの設計を調べて、時には会って話を聞かせていただきました。

本部の1サービスだった支部を新たな軸にする

そこから数ヶ月、支部構想の事業計画を1から作る日々が始まります。もう初めての事尽くしです。作っては削除し、見直す度に細かい穴が見えて修正し、終わりが見えないくらいのボリュームでしたは、めちゃくちゃ楽しくて眠れない日々を過ごしていました。頭の中で想像していた事は、広報委員メンバーが表立って活躍する姿です。

実現させれば僕も達成感があるし、皆も新らしい展開が始まる。広報委員が中心となって展開する新生マーチャントクラブまで後一歩だと!ザッと計算すると、立ち上げまでの工程を含めて1500時間くらいかけていました。

支部代表説明資料、事務局長説明資料、支部入会利用規約を含む各種規定の策定、各支部の設立準備や集客計画など、まだまだアップデートは必要ですが無我夢中で作り込みました。支部のみに所属するメンバーは、僕とは距離が離れます。そんな時、各支部での問題を最小にするためには、慣れない規約の策定は必須でした。

そして、2021年8月にマーチャントクラブ支部が本格的にスタートしました。

まだスタートしたばかりで(横浜支部に関しては11月2日スタート)、これからが本番です。マーチャントクラブ広報委員が中心となって前線で活躍する土台こそ出来上がりましたが、僕が見ている世界はもっともっと先にあります。とは言え、現状も重複を含めて203名が支部に参加してくれています。各種サービスの質の向上と活用しやすい環境整備に力を入れていきます。

マーチャントクラブ本部は相変わらず募集をあまりしていないのと、入会する入り口がWEB上にはありません。一方で支部は、金額的なハードルはかなり下がっているのと、マーチャントクラブが7年継続している文化を踏襲した上で立ち上がったコミュニティです。今後、各支部代表が自支部を紹介する動画をアップしていきますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

本部メンバーは、繰り返しになりますが各支部の定例会に無料で参加できます。支部のみに所属する方々との交流も含めて、新たな広がりを満喫してほしいと思っています。

という事で、今年1年は広報委員が中心となり、7周年記念は広報委員が主役というイベントを打ち立てるのが目標でした。来年以降、様々な施策はあるものの、何をどこまで出来るか?8周年の時に反省事項が多くなるのか、皆にとって良い環境をさらに広げていく事ができるのか?

駄目な部分がいっぱいある僕ですが、これからも頼りながら、刺激を貰いながら、ワイワイと出来る日常に感謝しながら、邁進していきます。僕8年目のマーチャントクラブは、心機一転、僕自身の登壇回数を圧倒的に増やして、共有に力を入れていきます。

PS:広報委員のサプライズは、サプライズ好きの僕もまったく気づきませんでした。

後半講義のメインは、広報委員兼本部役員のフジップリンさんこと藤井ヨシマサさん。広報委員の1年の活動を振り返り、そして広報委員が出来る事、頼ってほしい事をメンバーに共有しました。

マーチャントクラブ広報委員統括兼本部役員の藤井ヨシマサさん

7周年記念の構成、時間配分等を全部把握した上で開催に臨んだ僕としては、まさかの出来事。ケーキの名前が「菅」ではなく「管」だったという事ではなく、ケーキを用意してもらえていただなんて…びっくりしました。

誕生日は7周年記念の前日。事務所の設営と資料作りで気づけば過ぎ去っていて、完全にイベントで頭がいっぱいでした。僕がみんなにセミナーを通じてサプライズの仕掛けをと考えていたのですが、逆に素敵なお祝いをしてもらちゃって恐縮です。でも、ほんとにありがとう。

挑戦者は皆尊い。個々の事業が前進していくように環境作りにこれからも勤しみます。

毎年、周年記念が終わると「体調を崩す」という恒例のイベントがあります。徐々に回復してきましたが、今週は株式会社KNOCKの役員合宿が21日〜22日に。ここ数日は動画編集と支部の進捗状況を確認にしつつで、整えるタイムに入ります!

マーチャントクラブの目的は「小規模事業者のビジネス挑戦環境を整え、社会貢献の総量を増やす事」です。そのためには、ひとりひとりのメンバーのビジネスライフの充実に寄与するだけではなく、学びの効率環境、協業や受発注のマッチング環境、各々の目的達成のためのステージ環境等、売上アップの環境を整えていく事が役割だと考えています。

今日は誰を全力で喜ばせようか!をスローガンに、8年目も駆け抜けていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

マーチャントクラブ7周年記念を終えて【第391回休日会議】