セミナーが苦手でも構成で十分勝負が出来る話【第156回休日会議】


伝わるセミナーとは何なのか?来週末のマーチャントクラブの勉強会では「未経験でも出来る!伝わるセミナーのフレームワーク- 利益に直結させるセミナーの作り方 –」と題して、筋肉ムキムキの小川健太が登壇します。

先月、健太のバックアップオプション(小川健太の顧問コンサルティング)を受けている5人のメンバーが登壇しました。健太は1人1人のセミナー構成を何度も添削していく中で、話すのが苦手でも、初めての経験でも、伝わるセミナーには共通項があって、それに沿っていけば確かな効果は出るという発見をしたわけです。僕も来週末の仙台勉強会で健太の話を初めて聞くので、かなり楽しみにしてます。

僕はセミナーに対して「アットホームなライブ感」を意識していますが、それは学生時代にライブハウスでバンド演奏をしていた頃に起因しています。どう取り繕っても立派な人というキャラは3分持たないし、90分間であれば、90分を通じて「楽しさ」と「学び・ノウハウ」、そして「僕の考え方」を知ってもらい、まず何から行動すれば良いかを伝えます。

エンタメ精神は、僕自身のモチベーションのためにも欠かせませんし、お客さんとの距離を縮めれば縮めるほど、その後の懇親会はお互いもっと楽しくなる…という感覚で、しっかりとしたフレームワークはありません。そのセミナーが「セミナー単体の学び」で完結するものなのか、それとも「セールス」が入るのかで流れは変わりますが、いずれにしても「アットホームなライブ感」という意識は変わりません。

なので、健太の話すフレームワークの内容に対して、僕が自然と当てはめていた事には何があるのか?もしなかったらどうしよう?超吸収しようという思いで僕も参加者として学びたいと思います。

リアル中心で活動されている方々にWEBの魅力を伝える

セミナー話に関連して、最近の僕の実体験はもっぱらリアルの方々のWEBに対する見解を知る事。

名古屋ではタスクールの渡邊さんの後押しがあってクラブメンバーが増え、東京ではニーズマッチやDM塾を主催されている手嶋さん、そして三年ぶりに僕がガッツリとコンサルティングをやろうと決めるほど魅力に溢れている戸張さんのバックアップで、新たに10名のメンバーがマーチャントクラブに入会されました。

リアルで大きな実績を出しているメンバーと、WEBで大きく実績を出しているメンバーとの融合が、これからどう発展していくのかは、僕自身もより良い環境作りに燃える事で面白くなるなと感じています。想像出来ない要素を残しておく事で、ビジネスは大抵面白くなります。

また、これからWEBMA(マーケティングオートメーション)1個人にもガンガン浸透してくる時代になっていきます(使いこなすかどうかはまた別の話)。導入している企業や専門の会社もありますが、個人がステップメールのように気軽に導入できるのはまだ少し先の話でしょう。

1時間以内にメールを開封した人には何をして、サイトに3回目に訪れた人には何をしてと細分化して設計していくというもの。スキルとしてはグロースハックに近いですね。メルマガの反応率やクリック箇所でスコアリングして、電話、LINE@、対面、説明会といったアナログのどの部分に振り分けるというのは今でもありますが、MAの導入費用と運用費はまだまだ高額で、個人はメルマガ配信スタンドとメッセンジャーサービスで工夫を凝らす形になっています。

BtoBではインサイドセールス(WEBで高い興味づけ)からフィールドセールス(対面提案)という流れが年々増していますが、WEB中心のプロモーターやマーケターもサービス金額(高額)によっては上記の流れが主流になっていますよね。

対面の優れている点は、11人に合わせた提案ができる事。WEB上のセールスレターは基本1つですが、対面であれば11人のオリジナルセールスレターを見せるようなものなので、成約は跳ね上がります。

オートメーション化は見方によっては対面で会う時の効率性の追求ができて「これもあれも孔明の仕業か!?」っていうくらい戦術の手札を散りばめる事ができるようになります。全ての興味ある人に会って話すというのは限界があるので、そこをWEBに補填してもらい、より高い興味を持っている方へ提案する流れにもっていきます。

別の見方によっては無機質化の促進と見る人もいるかもしれません。ただ、個人や小さな会社で展開してきた方々の多くは、アナログ要素の大切さを肌で感じるとる事ができます。メールマガジンの配信も間々ならない状態の人にとっては、MAシステムは宝の持ち腐れになっちゃうので、今、シンプルであるうちに色々学んで実践を積み重ねていけば、先々の流れにも柔軟に対応できます。

10年前、ここまでWEBが発展するとは思っていませんでしたし、20年前、windows98の進化に驚いていた頃には想像もつかない世界。これから10年後、20年後も今からは想像もつかないほどの発展があるかと思います。

その時に懐古厨にならないように僕らは柔軟に対応していけたらと。

美濃の蝮と呼ばれた斎藤道三は、尾張のうつけと呼ばれていた信長の才をいち早く見抜いたと言います。最近の若者は最近の○○とはならずに、時代を作っていく彼らの感性や感覚、データ収集によるセグメント方法など柔軟に吸収できたらいいなあと思っています。

もちろん、実際に会う事での刺激や基準値の向上、年齢の垣根や職業の壁を超えた出会いはビジネスライフの醍醐味という部分もありますが、WEBとリアルのバランスを取りながら自社の業績を伸ばし、他者の力になれる媒体力を持ちましょう!

それでは本日の休日会議をお聴きください!

【第156回休日会議 】
セミナーが苦手でも構成で十分勝負が出来る話