「ストーリーの優位性」と「神話の法則」【小川議事録95】

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こんにちは!アイマーチャントの小川です。いやー、昨日今日と急に暑い日が続きますね。

本日は2月14日バレンタインデーです。世の中の男性はチョコレートにまみれている頃だと思いますが、個人的に最近は「どら焼き」にハマっています。写真は新宿西口にある「時屋」というお店のどら焼きでして、これがもう絶品!ドラえもんの気持ちが分かる1品となっています。

ドラえもんの作者と言えば、藤子・F・不二雄氏ですが、彼が足繁く通ったお店が上記の「時屋」でして、店内でしか食べれない生クリーム入りのどら焼きが特にお勧めです。チョコレートとコーヒーも良いですが、たまには和菓子とお茶の組み合わせも良いものですよ。と、バレンタインから遠く離れた発言をしてみます。

ドラえもんの魅力について考えてみる

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上記の写真は左からドラミちゃん、カトちゃん、ドラえもんの並びではありますが、ここで1つドラえもんの魅力について考えてみることにします。

ドラえもんは言わずと知れた国民的アニメであり、僕が生まれる以前から愛されてやまない存在です。ドラえもんと言えば「秘密道具」ですよね。誰もが『もし、ドラえもんの道具が1つだけ貰えたら?』という質問をしたことがあるでしょうし、『自分だったら「スペアポケット」かな』という元も子もない回答をする子も少なくとも1人はいました。また映画版のドラえもんは子供だけではなく大人も感動できる作品としても有名で、毎年と言っていいほどにリメイクされている作品が多いです。

そんな、子供だけではなく大人の心もガッチリと掴んでいるドラえもんの秘訣は、「オチのあるストーリー」に集約されていると思うのです。どんな困難も秘密道具で簡単に解決してしまうようなご都合主義ではなく、のび太君のヘマで台無しになってしまったり、想定外の使い方をしていたりと、オチ付きのストーリーで楽しませてくれます。

「ストーリーの優位性」と「神話の法則」

人間の習性として「物語で始まったものは最後まで確認しないと気持ち悪くなってしまう」というものがあると考えています。暇つぶしのつもりでマンガを開いたら、気になってしまって最後まで読み切ってしまった…なんてことは一度や二度では済みません。特に進研ゼミの広告マンガは凄く効果的で、一度開いたら最期。読み終えた時には『進研ゼミをやらないと、ここまで落ちぶれてしまうのか…』と驚きを隠せないものでした。

…と、なんだか関係のない話が続いておりますが「ストーリー」には人を惹きつける魅力があります。そのことは誰もが経験していることでしょう。今回の休日会議ではピックアップしているテーマは「ストーリー」の力を使って、潜在的に眠っている商品のニーズを引き出し、販売に繋げるという話になっています。

インターネットを徘徊していると、ストーリー型の文章を目にすることが多いですし、多くの方が「ストーリーの作り方」を解説しています。実は、それらの多くには「元ネタ」がありまして、それが『神話の法則』という1冊の書籍です。

話題となる映画や漫画のストーリーの多くが、ことごとく当てはまるとして有名な書籍ですが、ここで神話の法則にある12個の要素を並べて見ましょう。

神話の法則の12の要素
1.日常の世界
2.冒険へのいざない
3.冒険の拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
6.敵との戦い・仲間との出会い
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
9.報酬
10.帰路
11.復活
12.帰還

細かい解説は省きますが、何となくイメージができますよね!

この説明を聞いた時「これはいける!!」と思って自分でも書き始めてみたことがあるのですが、要素が多すぎて処理しきれずに挫折してしまった人は、僕だけではないはずです。(笑)

簡単な物語であれば、12個の要素を全てを活用するのではなく

神話の法則の12の要素
2.冒険へのいざない
6.敵との戦い・仲間との出会い
8.最大の試練
9.報酬
12.帰還

というような5つ程度の要素で十分なような気がしています。(別に小説家になるわけではないですし。)とはいえ、実践してみると想像以上に難しいのでして、簡単に身に付けられる技術ではないことは確かです。ただ、技術を身に付けるということはそういうことですから、実践を繰り返していく中で身に付けていく他ありません。

「型をを通じて自分を発見する」ということ

先日、武術関連の動画を見ていた時に、師範代と呼ばれる方がこんな話をしていました。

師範代
型があって自分が何とかなるというのではなく、型を通じて自分を発見することが大切です。

(写真は桃太郎さんではありますが、)武術の達人と呼ばれる人がいう言葉は重みがありますね!全く持ってその通りだと考えています。

提示された型に当てはめることで何かが生まれるというよりは、型を実践していく中で自分の得意・不得意を発見していくプロセスこそ意味のある行為です。人の感覚はそれぞれ違うのですから、自分の中でシックリとくるポイントを押さえることこそが「成長」なのだと考えています。

人に伝えることができるのは自分なりの1つの型でしかないことを自覚して、「実践を通じて自分が得た感覚」を大事に、当人のセンスをを磨いて貰うことこそが重要だよなぁ…と改めて感じたのでした。人に教わる時も同じで、あくまで実践するのは自分自身。経験の中で得た感覚を大事にしていきたいですね!

大幅に話がズレてしまいましたが、今回は以上とさせていただきます。本編はコチラからどうぞ!

⇒ 成約率を圧倒的に上げる記事の書き方【第95回休日会議】