毎年28日は、株式会社アイマーチャントでは忘年会を開催。この忘年会は、僕にとって特別な意味がある1日なのです。
株式会社アイマーチャントは、個人事業の屋号だった頃から28日が仕事納め。28日は、初期のアイマーチャントで一緒に活動してきた相京雅行(@AikyoMasayuki)の誕生日。相京の家で、夜な夜な二人で語り合うのが定番でした。
相京は大学の同級生で、4年間を一緒に遊び尽くしたバンド仲間の一人。僕が独立をした背景には、一緒に遊ぶ5人との日々を、これから先もずっと続くようにしていきたいという思いがありました。相京、金子、熊谷、川久保。彼らと過ごした4年間が楽しすぎて、この環境を必ず未来作るんだと!
学生時代は音楽をフィルターに自己表現を続けてきたけれど、このフィルターをビジネスに置き換えて、ひたすら走り続けてきました。安直な理由だけれど、走れる理由があれば人は突っ走れるものです。
無我夢中で取り組むためにの理由は、第三者に理解してもらうためのものではなく、内から湧き起こる感情で十分だと感じています。自分が望む環境は、第三者に与えてもらうものではなく、自分で作るもの。
全ての行動責任は自分にあるわけです。それなら、自分自身が納得した言葉で走った方が気持ちがいい!
ひたすら実践を重ねていく中で、大義は芽生えていきます。僕は常に等身大以上のものを魅せることは出来ません。社会へ貢献することの意味、在り方を本気で考えるようになったのは、独立してから15年が経ってからでした。
実践していく中で、深度がふかくなっていきます。
大学時代の仲間と株式会社アイマーチャント
相京は書籍を出版して独立。マクドナルドの社員だった彼を、アイマーチャントに迎えたいという一心で、彼のご両親に「息子さんを下さい」と、大雨の中、高速を走って相京の実家まで行ったのは良い思い出です。
独立時のど貧乏の時に、一緒に会社をやろうと誘った金子洋輔君(@winedrop_yosuke)は、休日会議にも質問をくれたり、マーチャントクラブ東京中央支部経由で、久しぶりに飲み語らいました。
熊谷隼くんは、株式会社アイマーチャントのメンバーとして、2年間一緒に活動しました。彼は長男で、実家に入る流れもあり結婚を機に長野へ。マーチャントクラブで遠征をした時には、未だに声をかけたりと続いています。
川久保くんは、僕が独立してから間も無く、彼も整体師として独立しました。一緒に活動する事はなかったけれど、会えば一瞬で大学時代の頃に戻れるような、フラットな関係が非常に心地よいやつです。
彼らと18歳で出会い、21歳の時に独立を考え始め、無我夢中でビジネスに没頭してきて20年。彼らの魅力はもちろんだけれど、僕が手にしたかった事は「日々の環境」だと気づきました。
集まる場があり、皆で語らい、企画を作っては没頭する。僕は一人で成し遂げたい大層な野望はなくて、いつも誰かと何かをしている自分が好きだったことにも気づきました。
原点は大学時代の仲間であり、彼らがいなければ、僕はここにはいなかったと思います。毎年28日は、そんな出発点を思い出す日でもあります。
僕の人生は僕が責任を持って、僕自身が決める。
どんな時に、自分の力が大きく発揮できるか?僕の場合は、良いか悪いかは別として「期待を背負う事」です。この期待が大きければ大きいほど、結果を出す事ができました。必要としてくれる人がいるから、新たな挑戦欲が湧くというサイクルの中にいます。期待してくれる事は、やっぱり嬉しいし、期待に応えられるように自分をアップデートしていく事は少しも苦ではありません。
僕がいるから大丈夫です。と、心の底から自信を持って言える自分になる。ポジショントークではなく、誇大表現でクライアントを獲得するとかでもなく、僕は芯からこの言葉を言い切れる自分になる事が、ある種のミッション。
僕には5歳上の兄がいるのですが、兄は優秀、僕は劣等生というレッテルを貼られて学生時代を過ごしてきました。期待は兄に全集中。僕は高校を自主退学したり、夜はどこかに泊まり歩いたり、受験勉強もせずにふらふらと。素行が良い方ではありませんでした。
必要とされるのは常に兄で、評価をされるのも兄と決めつけて勝手に腐っていた僕は、めちゃくちゃダサいし格好悪い…。ちなみに兄弟仲は良いし、兄のことは尊敬しています。僕の価値は僕が決める。近くに優秀過ぎる人がいた事で、盲目的になっていた部分がありました。
そんな中、インターネットのインフラが整った事で、0から自分の力を存分に試せる場が開かれたのです。その時の全財産は3万円だったけれど、僕は迷わず全振りしました。独立以外の選択肢はその当時からありませんでした。
まだ見ぬ誰かとの出会い、広がりにワクワクが止まりませんでした。白紙のキャンパスに自由に描けるこの世界で、僕はどこまで何が出来るのか。ビジネスを通じて、まだ見ぬ誰かの力になる事ができるか。
二十歳そこそこの未経験の学生に何が出来るかと思われるのも当然ですが、冒頭に書いたように、自分が納得出来るかどうかが大事。僕の人生は僕が責任を持って、僕自身が決める。
人を笑顔にする事は好きだし得意。そして、マーケティングは様々な業種の力になれるらしい。そうと決まれば、手数を打って検証!仮説を立てて検証、結果をシェア。ひたすら打ち込む日々に無我夢中になりました。
「さあ!今日は誰を全力で喜ばせようか!」
僕のビジネスライフは今に至ります。
ビジネスは最大の自己表現の場であり、生き様が投影される。
マーケティングにおける競合調査や、時代によって移り変わったとされるセリングプロポジション等は、ヒット性の当たりをつけるには大事。売上を立てる様々な方法論も、とても重宝されます。
けれど、ビジネスの土俵に立った時の「核となる土台」の違いほうが大きく影響します。この差は埋まらないほど大きい。僕は独立1年目に痛感した事でもあります。覚悟の足りなさとか言い出したら、またそれ系の話かとなってしまうかもしれないけど、同じ土俵に立っているようで立っていないと気付けるのも大事。
そして、その土台は組み直す事ができます。僕は諸先輩方との出会いで変わりました。環境変化、環境に食らいつく、実践と対話を重ねる。スキルアップには出会いと実践は欠かせないのです。
ただ、僕はすごく好きだけれど「考え方」の話は、退屈な説法のように感じてしまう気持ちもわからなくありません。なので、来年はあくまでも「持ち帰ってすぐに実践できる方法論」を中心に、少しずつ「強固な土台」を作っていけるような話を挟んで、もっともっともっと皆とビジネスを満喫したいと思います。
今年も1年、本当にありがとうございました。
今年最後の休日会議はクリスマスの夜に収録したのですが、相変わらずぐったりですみません!!記事と内容は全然違うものになっています。それではどうぞ!
独立当初を振り返り、周囲に感謝する1日を作る【第401回休日会議】 Podcast: Play in new window | Download Subscribe: RSS