コロナの自粛萎縮の流れで、僕ら事業者は今試される。あなたならどうする？【第308会休日会議】

僕としては、桜の木が花を咲かせる事に対して自粛をしないのと同じで、積極的に人と会い、交流を重ねて邁進していくスタンスでいきます。というのも、賛否両論ありますが、多くのクライアントや実店舗の経営者を見ていて「待ったなし」のギリギリである事を痛感しました。そこには多くの友人知人がいます。

連日のコロナウィルスの影響で、僕らのような小さな会社やフリーランス、個人事業主はなかなかにやりづらい日々が続いているかと思います。命が大切である事はもちろんですが、経済縮小においても同等の命が危険に犯されています。止まる訳にはいかない経営者の声も決して小さなものではありません。

僕は2003年に起業したので、東日本大震災も経営者として、その事象を体験してきました。その際にも自粛は萎縮と繋がり、実店舗をはじめとする経営者は大きな打撃をうけることになりました。今回の事柄に対して、直接的な影響がない事業もあると思います。が、どの意見を出しても叩かれる今、僕の判断は「活動の促進」です。

マーチャントクラブをはじめ、僕と関わりのある方の大半は事業者。周囲に合わせて萎縮してしまうのではなく、自分の中でルールを作って、その中で判断して決行していく事が「周囲への活力」にも繋がると考えています。

実際、コロナに対して何をどう言っても、一定の反発のあります。でも置かれている立場によって抱く思いは様々。そんな中、今我々は「自分の意見をしっかり言葉にする」という意味でも大事な局面にいるのではないかと。もちろん、立場によっては苦しい決断を強いられている方もいると思いますが「今思うことを率直に言葉に出来るか」は、試され事ではないかと思うのです。

周囲の流れに合わせる、空気を読む、どちらにしても一切触れないという選択を取ってきた方は少なくないと思います。そしてこの選択をとってきた方は、SNS上で突出した経験はないはず。世間体、顔色を伺う事を続けてきた方々こそ、「今自分はどうするか、どう考えているか」、右なら右、左なら左と言える事は、一皮向ける機会になります。

黙秘が吉と出る戦術もありますが、今こそ「自分のルール」の元に「思うこと」を思いきって発信できる機会なのではないかとも感じます。

何を発信しても、以下のように否定的に捉える方はいますし、各々の正義の価値観はバラバラです。以下のロバと老夫婦の話の通り、何かしらの反発はありますが、そんな中の「発信」は良くも悪くも「あなたの価値観」を公にぶちまける機会とも言えます。

3月4月は作業会、対面相談の頻度を上げていきます。

この情勢を利用して「WEB化」の促進を進める方もいますが、WEBマーケ17年の経験から意見すると安易です。WEBの利便性は重々把握していますし、効率的に促進できる部分は確かにあります。

ただ、僕は益々リアルの繋がりに価値の比重が増すのでないかと考えています。WEBの集客導線にもよりますが、希薄な繋がりの中で、不安要素を列挙して、WEBの仕組み化を推し進める動きも活発になると思います。

でもでもでも、正直無視で良いです。なぜなら、WEBに弱い方が、どこかで聞いた知識を元に、WEBに弱い方を食い物にする流れが加速しているからです。一朝一夕で、フィールドセールスをインサイドセールスにもっていく事はできません。もし、困っていたら相談ください。活路は必ず見つかります。

実際、マーケティングに没頭し続けた人達は、オフラインの強さや効率性、利便性も把握しています。前代未聞の事象は格好の動機になりますが、仕掛ける側としては「時勢の利用」に過ぎません。

例えば、SNSの攻略について。InstagramでもFacebookでも「情報を発信して支持を得る」という共通の変わらないロジックがありますよね。力を身につけていくのであれば、表層上のテクニックではなく、それ以上に汎用性の高い「フレームワーク」の習得が重要です。

テクニカルな方法論を学ぶ事で「悩みが解消される」と考える方も多いのですが、学ぶべきは汎用性の高いフレームワークに限ります。表層上のテンプレは「思考停止」を推進する商品。僕たちは、その場の満足のための対価を得るのではなく、先々を想定したサービスを提供する事で、クライアントと5年10年15年のお付き合いになります。自分都合全開でモノを提供している人は益々厳しくなるのが「今」という事です。