経験から見つけた問題点と解決策としてのマーケティング【小川議事録283】

こんにちは!アイマーチャントの小川(@ogawakenta)です。

何とか日曜日の更新に間に合わせようと必死です。(普段はもう少し準備しています。)

今回の休日会議は神戸勉強会の話から始まり、先週行われたマルコさんの出版記念イベントの話など盛りだくさんとなっています。

経験から見つけた問題点と解決策としてのマーケティング

音声の中では、僕が稲刈りをしてきた話もぶっこんでいます。

稲刈りをすると同時に農業の話も聞かせてもらい、農業の問題点を感じました。一番の問題点は「生産と販売が切り離されていること」です。

一般的に、生産は農家が行い、販売を農協が行うという構造になっており、農家は生産物を農協に納めるまでが仕事です。

農協は農家を取りまとめて生産物を確保して全国に流通させているわけですが、問題となるのは農協の買取価格でして想像するよりも安いんですよね。

農業は機械が高く、かなり経費が掛かるので100万円の売上を作るために150万円の経費をかけるといったことがザラに起こります。

現在のビジネスモデルでは収益を上げるためには規模を拡大する方向しかありません。(田んぼを1枚やるのと2枚やるのでは、手間はそれほど変わりません)

ただ、大規模にやるだけの資本力と労働力の確保が難しいので多くの農家が兼業農家となって赤字のままやっています。

赤字が続いてもやり続けるのは単に収益を求めているわけではなくて、先祖代々守ってきた土地を守るためにやるしかないという現状があったりします。

僕が見てきたのは1つの事例でしかないわけですが、この問題は全国の農家で発生しているとのことでした。(ビジネスモデル的に仕方のない話なのですが…)

この話を聞いて僕が感じたことは「今のビジネスモデルには無理がある」ということです。

ずっと赤字を垂れ流すことに継続性はなく、どこかのタイミングで続けることができなくなります。やはり、継続させることを考えると多少の利益を出せるモデルじゃないといけません。

現行のビジネスモデルで問題なのは生産と販売が分断されていることで農家自身が売る流れになっていないことだと考えました。

そこに関して微力ながら力になりたいなと思えたので「お米を売ってみたい」と思っていたりします。

すごくスケールの小さい話ではありますが、自分自身の経験を通じて感じた課題をビジネスで解決するというのが理想的な在り方だよなぁ…と改めて感じたわけです。

人から見たらくだらないことでも、そういった挑戦はしていきたいなと思っています。

本編はコチラからどうぞ!

→ 【第283回休日会議_音声直リンク】20:59