情報をトレースするだけの慢性化した狭い市場にとどまるな!【第272回休日会議】

僕は周囲の方々が「販促」や「集客」で困っている部分をピックアップして、仮説を立てて検証をする事が好きです。まずは自社で試した後、汎用性があるものに関しては手札としてストックして、個々のクライアントにハマりそうな施策を打つという事を十数年続けてます。

また、検証結果(一次情報)の提供を入り口にして、僕が展開している事やビジネス感を知ってもらって、ビジネスパートナーやビジネスコミュニティへの興味に繋げるという流れも作っています。

ただ、情報発信するために仮説検証をするのではなくて、有効だった方法を発信して仮に大衆が興味を示さないのであれば、自社で活用すれば良いだけという前提があります。この流れを汲まないと、最悪「稼ぎ方を教えないと食べていけない」という負のスパイラルに陥るので、その先にあるのは誇大表現や嘘、雰囲気で売るという闇深いコースしか待っていません。

情報の価値を「発信するネタ」や「未経験者に訴求するためのネタ」として捉えるのではなく、実践体験を通じて血肉した上で発信すれば「あなたの体験というオリジナリティが一次情報」としてさらなる価値にもなります。発信ありきの情報ではなく、体験ありきの情報が限りなく少ない今、何が今求められているかは火を見るより明らかです。

自らの実践の中で一次情報を得る事の価値は、情報配信においても非常に強力ですが、自社で活用する事を前提としていないテクニカルノウハウの配信をしている方は、「本当はこんな事をしたいわけじゃないんだけどな…」と心の中で感じているんじゃないかと。

情報はトレースして海賊版のように伝えるのではなく、行動で示して形作るために活用するものだと僕は思っています。吉田松陰の飛耳長目は、塾生が全国各地を回って得た情報を記して共有し、その情報を元に「何をすべきか」「何を打ち出すか」の議論がされていたそうです。情報との向き合い方はこうあるべきだと思いませんか?

せっかくの懸命な取り組みを、もっと別の視点を持って活かして行く事で、ビジネスはもっともっと面白くなるし、面白い世界が待っているという事を休日会議を聞いてくれているあなたに伝えたいと思っています。

少し視座を上げてみる事で、あなたの今の経験やスキルはこんなにも可能性を秘めている!という事は綺麗事ではなく真実です。僕らの動き方をぜひ追ってみるだけでも世界観は広がります。

もちろん僕自身、集客力も販促力も磨きをかけていく事には変わりませんし、学びを高率化するべく「各専門家の実践過程のシェア」や「十数年のビジネスライフで気づけた事のシェア」などは引き続きマーチャントクラブ内でも続けていきます。

ただし、誰でも出来る事を出来るようになった所で、それは基本中の基本の域を出ません。「真似できない」「大変そう」「面倒臭そう」とか、「○○さんだから出来たんでしょう?」と思われる事こそ、例外判定こそが規模の大小は異なれど独占市場となります。

その上、それらの知識をどう活かしていくのか?何を生み出していくのか?

もっと素直に描いた事に取り組む、やりたい事を形にできる時代です。

僕自身がやっていきたい事は「出揃った情報源」を元に何を生み出していくかという事。他流試合大歓迎という侍っぷりで、今まで日々培ってきた経験、出会ってきた仲間を元に、どんどん飛び込んで光を差し込むような生き方をしていきたいなと。

まずは1人。1人にでも伝わればぜひ居酒屋で飲み語らいたいなと思ってます。それでは本日の休日会議をお聴きください。

【第272回休日会議】
情報をトレースするだけの慢性化した狭い市場にとどまるな!