LPのコツ(独学編)。具体的ではなく抽象度の高い「型」を手に入れよう。【第263回休日会議】

上野動物園にて

決まった型を求めている人は、守破離の流れに従えばアリなのかもしれません。かもしれません…と言うのも、具体的な型であればあるほど廃れるのは早いんです。

セールスコピーにおけるスワイプファイルの劣化具合は半端じゃありません。キーワードだけを置換して使用しても、またこのパターンか…と。これは商品やサービスを売るプロモーションにおいて出だしでコケるようなもの。

特にビジネスに関する情報を提供する場合、ユーザーは多くのLPに触れているので、パターン化したフレーズや流れは飽きられやすい、興味を持たれづらい、中身の期待値も下がるといったデメリットがあります。

なので、型を採用にするにしても「抽象度の高い型」を取り入れた方が良いです。具体的すぎる型にハメる事で、本来の魅力を出しきれないのは一番もったいないですよね。

抽象度が高い話は、敬遠されがちで人気が無ければ注目を集まりづらいです。が、抽象度の高い話の最大のメリットは「考える余地」があるという事。考えて打ち出せる自由があるので、軸がぶれずに見せ方の幅を広げられます。

100人いたら99人は、考える事を避けて「うまくいっている事例や型」を欲するため、自分で考える、創造する、決断する、選択するという力が一向に育ちません。そもそも、一次情報を取りに行くというスタンスではないため、誰かの事例を元になぞるわけです。

先週の下記の話にも通じた考え方です。

ストーリテリングの中で、神話の法則もお決まりのパターンではありますが、神話の法則に基づいて書かれた記事を参考にしたりテンプレ化してしまうために、皆一律のテイストになっています。

神話の法則そのものは抽象度が高く、そこには考える余地と自由があります。具体的な型を欲してしまうのは、中長期的に見て「自力が育たない」という怖い事でもあります。

ただ…「型」を作る側になって提供するという行為は凄く需要がありますし、集客や販促に関わるコンテンツの需要が消える事は半永久的にありません。具体的すぎる型にハマるのではなく、抽象度の高い型の中で考える事を大事にして、自身の実体験を通じて新たな型を打ち出してみてください。

こうして本質部分を捉えつつ、時代の流れに即した方法論がアップデートされてきます。という事で前置きが長くなってしまいましたが本日の休日会議をお聴きください。

【第263回休日会議】
LPの考え方編。具体的ではなく抽象度の高い「型」を手に入れよう。