企画の生み出し方とチームビジネスの役割・任せ方【第230回休日会議】


東久留米駅から2つ隣の駅「秋津駅」にて。何かの爆発が起きたかのような雲に出会いました。タイムボカンシリーズでしか見た事のない雲だったので記念に1枚!さて、本日の休日会議は「企画の生み出し方、チームでの進め方」についてアレだコレだとお伝えします。

企画や新サービスをどうやって生み出すか?

企画や新たなサービスをどのように生み出しているのか?先日のコンサルティング時の話題に上がりました。マーケティングに強くになる=企画構成力に繋がると僕は考えています。便利なアプリやツールが増えて、文章や音声だけではなく、動画で自己表現する事も当たり前になってきた今、革新的な技術を除いて、価値を産み続ける1つに企画構成力というのが効いてきます。

アンケートモデルやサービス利鞘モデル(詳しくは「小さくて強い会社の作り方」参照)のように、大きな企業や事業をどのようにして個人で展開するかと考えるのも一つですが、本日はもう一つのパターンをお伝えしています。

それは「ほんの少し先の未来を想定する」というもの。

この場合、未来を考える事に意味はない、目の前の事に集中しようという話とは少しベクトルが違います。未来に関しての予想は自由で、何が正解かはわかりません。ただ、想定する未来に対して、自分なりに示せる根拠をしっかりと伝える事で、イノベーター理論で言うところの「アーリーアダプター層」を刺激したり、「活路を模索している経営者」に対して響く流れに持っていく事ができます。

直近で言えば、玉石混合とはいえ「専門家」で溢れる情報発信の世界で、どう活路を見出すか?というテーマは興味がある方もいると思います。競合と認知して切磋琢磨するのか、隙間を狙ってニッチな専門性を語るのか、それとも、その流れを俯瞰した一手を繰り出すのか?

どの選択をしてもポジションを取れない事はありません。が、僕が取ってきた方法が打開策となって採用される可能性は大いにあるわけです。数十年後を想定するのではなく、今起こっている事実から考えてAの流れが来る、するとBという悩みが生まれて、Cという未来に繋がる。それならばCという未来が起きる可能性が非常に高い今、どんな手を打つ事で打開できるのか?

そんな風に自由に脳内会議をして、凄く近い未来を喚起するというのは企画作りにも使えるのでお勧めです。そして、本日は企画にまつわる「ご質問」をいただいたのでご紹介させて下さい。

企画者(リーダー)となってチームでビジネスをする時


チームのメンバーから「この企画に運営側で参加して良かった!」「また一緒にやりたい!と思ってもらえるような企画にしたいですよね。そのためには、あらゆる自体を想定しつつ、チームリーダーとして円滑に進めてくコツがいくつかあります。

15年間、僕自身も色々な方々とビジネスをご一緒させていただきました。また、崩壊していくチームの話、その様子なども見てきて感じる事は、僕自身も日々精進…というところではあるものの、リーダーの器量による部分が大半を占めます。

まずは、Rさんからご質問を掲載しますね!

私は今、10人程のチームでセミナー開催にむけて取り組んでいます♪ チームだと、一人でやるより新しい視点や意見を出し合えて楽しい! その反面、チーム内での役割分担に戸惑っています。 

私から指名して、役割分担することができなくて… ついつい自分でやっちゃったり、積極的に手伝ってくれる子にお任せしちゃいます(´・ω・`) もっとみんなでやった方が、速いし、みんなの当事者意識も高まる!と頭では分かっているのですが… 

菅さんは人やチームの力を、うまーく引き出して、 すごく良いものを作っていらっしゃいますよね! ぜひ、チーム人数が多いときの役割分担や、 チーム個々の力を引き出すコツ、 チームプレイをするなかで、菅さんが気をつけていること、 教えていただきたいです♪ よろしくお願いしますm(_ _)m

どのような関係性でチームを組むのかにも寄りますが、仮にセミナーや合宿、コンテンツ販売や講座といった単発企画と仮定します。その時僕が意識している事は次の5つです。


・目標や達成したい景色の共有をする。
 企画コンセプトへの賛同を得る事。


・チームの雰囲気を盛り上げて、メンバー各々がその企画に対する
 プライオリティを上げてもらえるようにする事。強要はしない。


・全責任を自分が負う事を伝えて、思い切り各自で
 伸び伸びと取り組んでもらう事。(任せ方は2パターンある※記述)


・各メンバーの凄いところ、良いところや敵わないところを見つけて、
 それをドンドン本人に伝えて役割を明確化する事。

・力を貸してもらっているという事を忘れない。
 思い通りに進まないのは自分の力量不足と捉える事。


・自分と一緒に企画する事のメリットや楽しさを
 言葉にせずとも見せられるように、他での露出にも積極的になる事。



健太と何かをやるという時は異なります。が、僕自身が企画して進めていく際には、全体設計をして、人に任せる上でも全ての工程に僕自身が入ります。任せる人によっては「自由にその人の裁量に任せる場合」と「一つ一つ添削するような形でサポートする場合」と二つがあります。これは、任せる相手によって変わります。

自分の得意フィールドを任せる時は、0.7掛けのクオリティでも許容する形にして、どんどん任せる事で成長していきます。この時、自分自身のコピーを作るわけではないので、逐一注意をするような事はしません。任せられて責任が生まれ、本番環境で実践してもらう事で次第に独自の魅力が出てきます。

例を挙げれば、色んな事を任せていく中で、小川健太はどんどん魅力あるプレイヤーになっていると感じます。健太は自身の強みを見つけ、自分なりのやり方を見つけ、情報発信や見せ方に関しても、僕とは違う固有の魅力があります。

この辺りは休日会議の本編でお伝えしているのでぜひお聴きください。

【第230回休日会議】
企画の生み出し方とチームビジネスの役割・任せ方