【小川議事録22】文章にはリズムがある。

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◇文章にはリズムがある。

こんにちは!アイマーチャントの小川です。

第22回休日会議では「出版、その後!」というテーマで7年ぶりに出版された菅さんに起こった出来事について色々と伺いました。出版をキッカケに久々にお会いする方もいらっしゃれば、大学講演会などの新しいキッカケへと繋がったりと僕自身もその恩恵を受けさせていただいています。音声の中では「これから出版されたい方」に向けたメッセージもあったので、出版を考えている方にとっては、かなり参考となる部分があったのではないでしょうか?

ですが、今回の音声の中で僕が一番気になった部分はそことは全く関係が無い言葉でした。菅さんがふと発した『僕は文章のプロではない』という言葉で、かなりハッとさせられました。僕は菅さんの本をキッカケにこの世界に飛び込んだぐらいなので、菅さんが発する言葉、書く文章が相当好きです。どの部分が好きなのか?ということを説明するのは非常に難しいのですが、改めて考えてみると「文章のリズム」という言葉が浮かんできました。

わかりやすい例で語ってみると、文字を書くときは人それぞれ違った字を書きます。教科書の書体のような文字は確かにきれいではあるわけですが、そこに「味」はありませんよね。決して上手いわけではないけども「個人的に好き」と感じる字があるように、文章でもその人特有の文章があります。もちろん、単語のチョイスや切り口も大きく関わってくる部分ではあると思いますが、個人的に一番惹かれてしまう部分は「文章のリズム」です。

同じ現象を同じ切り口で表現したとしても、一言一句同じになることは無いでしょう。それにも関わらず、刺さる文章と刺さらない文章に分かれてしまうのは「リズム」や「テンポ」であると思うわけです。僕が考えるリズムやテンポは語感や語呂という意味では無く、読んでいて引き込まれるかどうか?という意味です。ジェットコースターのように緩急があり、一本調子ではないという意味です。

とてもハードルを上げてしまった感じはあるのですが、もっと簡単な言葉で表現してしまうと「読んでいて楽しい、学びになる」ということになるのだと思います。単純に書き手側が書いていて退屈な文章は、読み手にとっても退屈な文章になる確率が高くなるはずです。自分自身の「味」を文章に滲ませる一番簡単な方法は、書き手側が楽しむことになるのではないでしょうか?今まで書いた文章で反応があったものを思い返すと、確かにその通りだなぁ…と一人で納得していたりしました。

それでは、また来週の休日会議でお会いしましょう!

 

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⇒ 【第22回休日会議】出版後日談と執筆に込めた思い