嫌儲民と楽して稼ぎたい人【小川議事録84】

20151129085112

こんにちは!アイマーチャントの小川です。ここ最近、寒すぎる日が続いておりますが、ホットな心は持ち続けたいものだと強く思っています。

先日「IKEA」と呼ばれる巨大テーマパークに行ってきましたが、あそこはすごいですね。1日遊べます。(本編とは何の関係もない)

突然ですが「嫌儲」という言葉をご存知ですか?

インターネット上で作られた造語(ネットスラング)で「けんちょ」、「けんもう」、「いやもう」などと呼ばれている(ハッキリと読み方が決まっていない)言葉で、とある掲示板でよくみられる言葉のようです。

ウィキペディアで言葉の意味を調べてみると…

嫌儲(けんちょ、けんもう、いやもう)とは、人が金儲けすることを嫌うことを意味する[1][2]インターネットスラング。他人が楽に儲けることに対する心情的反発といった意味合いがある[3]。また、2ちゃんねるの書き込みなどを営利目的で転用する行為を嫌うこと、また嫌う人々を指す[4]。Web上で作られた造語であるため発音されることが少なく、正しい読みというものが確立されていない[4]。読みは「けんちょ」[3][5][6]のほか、「けんもう」、「いやもう」などの読み方もある[3]。なお造語の提唱者は「いやちょ」や「いやもうけ」などと読んでもよいとしている[6]。

引用:ウィキペディア

元々は2chまとめサイトでの「他人のコンテンツを無断使用する姿勢」に対して向けられた嫌悪感だったと理解していたのですが、そこから発展して今では「人が金儲けすることを嫌うこと」まで定義が広くなっているようです。

とても個人的な意見として…「2chを見ることがなく、まとめサイトで見るぐらい」のライト層である僕としては、(まとめを作るのも大変であろう)まとめサイトの存在に価値を見出しているのですが、大元で書き込んでいる人の気持ちを考えてみると自分自身の書き込みを勝手に使われているわけですから、気分を害する人が出てくるのも当然だよなぁ…とも思うわけです。

人が金儲けすることを嫌う人たちを総じて「嫌儲民」というわけですが、不思議なことにリアルな世界で彼らを見ることはほとんどありません。(というよりも、見たことがありません。)そのヒントは「匿名性」にあると考えています。

Twitter上では「会社行きたくない」というツイートが溢れているのに対して、Facebook上では「今日も1日頑張ろう!」という投稿が溢れているのは、実に「日本人らしい」といいますか、「匿名性による違い」ですよね。コインの表と裏のようなもので、(この場合においては)発言している言葉が違うだけです。

…少しビジネスの話から遠ざかってしまっているので、話を元に戻します。

大多数が「楽して稼ぎたい人」である事実

色々と試していく中で確信を持ちましたが、事実の1つとして…この業界には「楽して稼ぎたい人」が大多数を占めます。「この文章を読んでいる人がそうだ」と言っているわけでは無く、「そう思っている方がインターネットビジネス業界では大多数を占めている」という事実です。

過去の休日会議の音声の中で「最初はテクニックで惹きつけてから考え方を伝えて…」という話をしたことがありますが、実際に販売されている商品のレターを見てみると、売れている商品には要素としての「楽して稼ぐ方法」が散りばめられています。

いわゆる「マインド」と呼ばれる部分や「考え方」の部分を語ることで手を挙げてくれる人もいますが、市場から見ると圧倒的少数であることは「暗黙の了解」レベルで共通している認識となっているのです。(「考え方教えます!」というよりも「稼ぎ方教えます!」というオファーの方が興味を持つ人が多いと言うこと。)

で、それでどうするの?

「嫌儲であること」と「楽して稼ぎたい」は、相反することであるようで、1人の人間の中で同時に持つ感情でもあります。「他人が楽に儲けることは嫌だけど、自分は楽に稼ぎたい」と、言葉にしてしまうと恐ろしく汚く嫌な感じではありますが、無意識のうちにそう考えてしまうことは不自然なことではありません。(そう思っているうちは、なかなか結果は出ないのですが…)

インターネットビジネスのメリットの1つには「(やり方によっては)匿名で活動できる」という点が挙げられますが、匿名だからと言って無責任に何でも好き勝手に情報を発信して良いわけがありません。逆に、匿名で活動するのであれば尚更、責任を持って言葉を紡がなければいけないんですよね。

今回の音声の中で「今後はますます、『誰が発信しているのか?』が重要になってくる」という話もしていますが、単純に匿名では成果が出ないということではなく、結局は文章の中から「責任感」であったり「プロ意識」を伝えることが重要なんだと考えています。と言いますか、順序が逆で、責任感やプロ意識を持っている人の文章には滲み出てくるものがあります。

いっそのこと、「自分の情報を読んでくれている人は嫌儲民である」と考えて、その中でどのようなアプローチを取るべきか?と考えてみると、無責任なことはできません。自分の都合だけで書かれた記事は何となく分かってしまうものです。今回の休日会議の音声を確認していただき、いつもと違ったアプローチ方法を考えてみて下さい。本編はコチラからどうぞ!(12月頭にあるセミナーの話もしています。)

⇒ 誰がどんな情報発信していくのか?小さな個人の戦い方【第84回休日会議】